気まぐれ日記 2024年4月

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4月1日(月)「ITに頼るボケ老人・・・の風さん」
 月曜日が月始めというのは珍しいような気がするが、確率で計算するとどうなるんだ? 7分の1じゃアホみたいだし。そうか、わかった! もっと限定すればいいんだ。「今日が月始めで月曜日」とすれば、そういう今日(1年の中の任意の日)は約0.5%の確率となる。あはは。ボケ老人は、こういったちょっとしたことでも、ひどく気になるのだ。
 朝食後、月初ルーチンの残りをやった。3台の空気清浄機の掃除とレンジフードの掃除。レンジフードはあまり汚れていなかったので短時間で終了した。レンジフードカバーの効果だな。
 午前中はあとルーチンをやった。昼食後、やけに体がだるくなってきた。連日、花粉は「非常に多い」という予報で、とりあえずアレルギール錠を1錠だけ服用しているが、それだけでこんなにだるくなるのだろうか。ソファからベッドに移動して夕方までダウン。情けない。でも、月初ルーチンの疲労も少しは影響していたと考えることにした。
 ボケ老人はITの力も借りている。AIはbingAIを主に使う。これはWebsiteの検索をAIがやって回答してくれるので、最新の情報が返って来るという特徴がある。これをiPhoneにもインストールしておこうと、あれこれいじっているうちに随分と時間を食った。最新のOSにバージョンアップしたのだが、これに時間がかかったのだ。ついでに、横でiPadminiのバージョンアップもやっておいた。しかし、iPadminiの方は、他のアプリのカスタマイズが不十分だ。iPhoneよりも画面を大きくしてやりたい場合(電子書籍の読書など)に使うのだが、最適化されていない。明日以降の課題だな。

4月2日(火)「今日はオンライン打ち合わせ・・・の風さん」
 気温が高くなってきたので、冬物をクリーニングに出そうとしたら、ほとんどない。出かけてないからなあ(笑)。
 午後一オンライン打ち合わせがある。来月の出前セミナーの顧客から要望などを聴くのである。ルーチン後、その準備(復習)をした。
 打合せを時間をかけてたっぷりやれた。自由に意見を言えるようになるには、オンラインは時間がかかる。対面と違って、人間的な触れ合いが浅いからだ。それを時間でカバーしたことになる。
 しかし、時間をかけ過ぎたため、当初予定していた屋外作業は断念した。明日から雨予報なので、作業は延期だ。仕方ない。
 相変わらず英語の勉強は続けている。弱点はずっと変わらない。オーラル(ヒアリングとスピーキング)だ。ヒアリングでは、毎日、英語の映画やアニメを少しずつ観ているが、進歩している感覚がない。もう一度基礎からやり直す必要がある。スピーキングでは、なるべく正しい発音で文章を読もうとするのだが、口がちゃんと動かない。これはもうトレーニングだろうなあ。日本語と動かす筋肉も違うのだから。
 児童書の執筆も難航している。こちらは、今ごろになって原因が分かりかけてきた。本格的な歴史小説との違いにとまどっているのだ。極端な話、とつぜんSFを書き出しているくらいのギャップがある。そこまででないにしても、突破口を探すため、書棚から長男の本を引っ張り出した。『ノベルゲームのシナリオ作成技法』という本だ。これくらいジャンルの違う業界のシナリオ技法なら、突破口があるかもしれない。そう思った。50ページほど読んで分かったことは、ノベルゲームを作るのは共同作業で、シナリオライターは重要なメンバーかもしれないが、とにかく一人では決してできないことだった。ただし、シナリオのためのアイデア出しから全体構成を練り上げていく作業は、小説家とほとんど変わらないことも分かった。つまり、執筆だけにしぼった場合、特別なことはない。基本は同じで、まあ、コンピュータゲームなので、ITをやや多用している印象はあった。

4月3日(水)「ネット検索の落とし穴・・・の風さん」
 今日は終日雨予報。せっかくの桜の季節なのに。私はとりあえず外出や屋外作業は中止。
 今月になってフルのストレッチは継続中。まだ大きな負荷はかけていない。気温が上昇してきたこともあり、血圧が落ち着いている。当然かもしれないが不思議な気がする。それほど気候や環境に人間の体は影響を受けているということだろう。私の場合は、さらに精神的な大きいことも分かってきたが。
 昼食後、屋内作業に取り掛かった。退社後続けている月初ルーチンの中には、定例作業以外のものが含まれている。基本は自宅の内外の小さなリノベーションだ。今日は、書斎の本棚の転倒防止をおこなった。もうこれが残っているのは基本的に書斎だけだ。狭い書斎には本棚がびっしり並んでいる。その中の2本に転倒防止策をおこなった。震度7は想定していない。震度3までなら転倒はしないだろう。それ以上は、運が良ければ被害が小さくてすむレベルだ。本棚の上には色々なものがのっているので、それらの掃除が作業の半分を占める。
 転倒防止の仕事が終わったので、来月のために、また部品を発注した。反射神経的に再発注しなかったのは、ボケ老人の私でも、いくらか冷静だったからだろう。全く同じ部品が他のショップで安く出ていた(笑)。
 難航している児童書のストーリー検討の途中で、楠木誠一郎さんから以前いただいた『日本史の大事件100』(毎日新聞社)を開いてみた。昨日読んだ『ノベルゲームのシナリオ作成技法』にも書いてあったが、シナリオライターは徹底的に調べるのが仕事の大半を占める。ネット検索は必須だが、紙の本もたくさん用意して読むべきだと書いてあった。早速、励行してみたのだ。はたして、大きな成果があった。
 必要があって、大塩平八郎の乱の戦闘場面を知りたかった。楠木さんの本で平八郎が木製の大砲を使ったことが書いてあった。ネットで大塩平八郎の乱を検索し、複数のサイトを読んだが、大砲とは書いてあっても、木製という文字は見当たらなかった。これが、ネット検索だけに頼った場合の落とし穴だと思った。
 続いて私が時間をかけて何をしたかは、ここで詳細は書かないが、平八郎が用意したのは自作の木砲(もくほう)と購入したり借りたりした百目筒(ひゃくめづつ)だということが分かり、それらの製造方法と西洋式の大砲との違いなど詳細を調べた。エンジニアでもある私は大いに納得したし、児童書のシナリオ構想に大きなヒントが得られた。
 昨日の本と楠木さんの本に感謝である。

4月4日(木)「天気が好かったので・・・の風さん」
 朝から快晴。昨日の雨が嘘みたいだ。現役時代は天気などほとんど気にしなかった。天気がどうであれ、会社へ行き、働く。ただし、勤務地が変わった50代からは、雪が降ったら即有休だった。クルマでも電車でも、会社にたどり着くのが大変だったから。
 英会話を重点的に学んでいて、面白いことがあった。さまざまな教材を使っているので、同じ単語に別の教材で遭遇した例だ。YouTubeでSnoopyEnglishというのがあり、AIによる自動字幕(英語)をつけることができる。Snoopyのアニメでも、容赦なく難しい単語や表現が出てくる。字幕を見ないとそれが分からない。いつもピアノを弾いているシュレーダーとチャーリーブラウンの会話の中で、sewerというのが何度も出て来た。何のことか分からなかった。枕元に置いてある、中学生用、高校生用の英和辞典には載っていなかった。あとで、それが「下水道」を意味していることが分かった。数日後、Amazonprimevideoの映画(バットマンもの)の中で、警察が犯人を追走する場面でその単語が出てきた。マンホールの中へ逃げたのを追いかける場面だった。この映画、セリフがほとんど聞き取れない。ところが、前もって学んだsewerだったので、その単語だけがはっきり聞き取れた(笑)。
 今日は天気が好かったので、屋内だけでなく屋外作業もやった。歩いて投函に行ったし、玄関灯の内部にヤモリ浸入防止のネットを製作して設置もした。

4月5日(金)「曇りから雨へ・・・の風さん」
 朝のルーチンの中に、サンルームから庭を眺めるというのがある。昨年初めて自分で剪定した梅が目の前に見える。枝を見ると、もう小さな実がたくさんついていた。今年はいっぱい花が咲いたので、実もたくさんできるだろうと思っていたら、早くもそれを確認できた。人生で色々なことを経験したいと思っているが、凝り性でこだわりの多い私は、集中型である。ということは、経験は深くても幅がせまい。そういう中で、父が残した梅に手を入れられたのはよかった。
 午後から雨の予報だったので、午前中にキャメロンで出かけた。JA⇒UFJ⇒JA⇒JPと、主にATMをハシゴした。
 午後は英語の勉強。色々な教材をやっている中で、今日は、YouTubeで幼児から子供向けの英語の歌を見た。楽しい。思わず一緒に歌ってみた。ところがついていけない。早いし、ネイティブの発音なので、子音が連続する。さらに歌になっていて、のりやすいが、老体にはちょっと無理がある(笑)。しかし、これに慣れれば、一つの進歩が得られるかも。
 知らない間に雨が降って来た。梅の実も濡れているだろうなあ。く
 夕方から児童書のストーリーの再構築。昨日まで帳面に落書きしていたが、今日から再びITツールを駆使する。ストーリーの要素は昨日までにだいたい抽出できたので、それらをカード形式に並べた。そして、PCの画面上で、それらのカードを動かすのだ。たとえばだが、一つの起承転結の配列ができたら、さっと結起承転と並べ直しができる。
 今夜は途中までこれをやったので、明日、真剣にストーリー作りをやることにする。
 就寝前のベッドでの読書だが、今夜2冊読了した。新型コロナ感染以来、読書スピードが増している。

4月6日(土)「歴史の解釈・・・の風さん」
 今日は気温がかなり上昇するらしい。暖房器具の片付けが気になるところだ。少しずつやっていきたいが、まだ突然の寒波が来そうな気もする。油断のならない近年の気候である。
 午前中はストレッチからルーチンをすべてこなした。調子が良いかと言うと、さにあらず。天気が好いと花粉の飛散が多い。対策は打っているが、屋内でもマスクが一番効果的だ。これをやらないと、雑用すらまともにこなせない。
 昼食後、なぜかぐったりしてしまった。
 日英対訳付き日本史の本を2冊用意している。英語の講演のためだ。私の話は江戸時代のことになるので、その時代の説明だけ読んでいる。ある程度の専門家が原稿を書いているが、歴史の解釈はむずかしいところがある。視点にもよるが、明治政府によって曲げられた江戸時代の解釈は、今ごろになって真実に近い形に修正されてきている。鎖国や士農工商という言葉の定義が、そのまま単純ではない。なので、英語は英語として読むが、元々の江戸時代の解説ば古い部分がある。そこは、当然、私が修正していかねばならない。
 一般的な江戸時代の解説のあとは、専門分野の話になる。和算や暦の話だ。それはそれで、またあとで勉強しなければならない。
 夕方までぐったりしてしまったので、元気は戻ったが、今日の計画を変更した。気になる雑務を一気に処理した。名刺の整理やDIYのための勉強そして久しぶりのメルカリ出品である。その後、児童書のストーリーの再構成に取り組んだ。

4月7日(日)「久々のウォーキング・・・の風さん」
 今日も天気予報は晴れ。この週末、花見客があちこちへ繰り出すことになった。我が家でも、気まぐれワイフが、ウォーキングに行くと宣言した。今年初。私から誘うと即拒否される恐れが高いので、こちらは辛抱強く待っているだけ。もちろん喜んでウォーキングに行く。
 それまではひたすら遅れている仕事と雑務の山崩しだ。でも、それらの中で重要なのは、児童書の執筆と英会話の勉強の2つだ。
 今日も英会話の勉強はあれこれとたくさん手を出したが、最近興味を持っているのが子ども用のツールだ。
 アレクサに「英語の歌を聴かせて」と頼んだら子どもの英語の歌をじゃんじゃん流してくれた。子ども用と頼んだわけではなかったのに、偶然こうなった。よく知られたABCの歌なども出てくるが、基本的にネイティブの発音なので、聴き取れない(笑)。一緒に歌ってみるが、簡単そうなABCの歌の中でもLMNOPの連続的な発音でつまづく(「エルエ(ム)ネオピー」とうまく言えない)。
 YouTubeで検索すると見たこともない子どもの歌が出てきた。シリーズ化されていて、同じ単語を繰り返し歌って覚えるものらしい。単語はもちろん超かんたん。しかし、一緒に歌えない。早いし、リズムにのれない。しかし、大人向けの発音の本とCDで勉強してきたので、ネイティブの基本的な発音であることは分かる。外国の幼児もネイティブの発音をするわけだ(笑)。
 夕方からワイフとウォーキングに出かけた。超久しぶりなので、今日は足慣らしといったところか。寒くも暑くもなく、そして風もなく、おだやかなウォーキング日和だ。土筆(つくし)のピークは過ぎていたが、最後に残っていたのを摘んだ。途中の公園の桜は満開だった。散歩とジョギングの人とすれ違ったが、犬を連れた人はいなかった。人間だけでなく犬も減って来たのだろうか。

4月8日(月)「ボケとの戦いは続く・・・の風さん」
 先月、遠隔地の友人へホワイトの贈り物を百貨店のオンラインショップから送った(つもりになっていた)。
 当時、帰宅していた長女が、これがいいよ、と勧めてきた。名古屋まで買いに行くのは大変だったので、オンラインショップを使うことにした。会員登録が必要だったから、それもした。到着予定日がずいぶん先の先月28日だったので、友人へもLINEで「遅くなってごめん」とメールした。それだけ記憶は鮮明に残っていたが、届いたと言うLINEが来ないので、さすがに今日、確認してみたら「まだ届いていません」という返信。
 百貨店のオンラインショップのマイページで(会員登録はちゃんとできていた)購入履歴を調べてみたら、なんと「なし」。ガーン!
 すべて前回と同じパターンでやり直したら、ちゃんと注文確認メールが来た。この内容でメール検索してみたが、過去のメールは出てこなかった。やはり発注できていなかったのだ。
 創作はきわめてむずかしい。無から有をクリエイトするからだ。だから、スランプに陥ることはあり得ると思っている。それが頻繁に起こると、ボケではないかと心配になる。現在の自分がそうだ。しかし、強く首を振って、まだ大丈夫、必ずトンネルは抜けて明るい世界へ出られる、と必死に思う。
 しかし、どうということもない作業で、こういったヘマをやると、いよいよボケが心配になる。
 今日も苦しい時間を過ごし、途中から、半ば苛立ちながら、たまっている雑務を次々にこなしていった。
 それらをやり終えて、再び、クリエイティブな仕事に戻った。相変わらず、進展があまりない。重症かも。

4月9日(火)「土筆からぜんまいまで・・・の風さん」
 昨夜観た映画がショックだったわけでもないが、今朝はふだんの時刻に起床できず。2時間も遅かった。「死ぬ」「死ぬ」と軽く口にする私なので、ワイフが本当に死んだかと思って、様子を見に来た(笑)が、やがて静かに出て行った。
 ショックだった映画とは、バットマンもので、「ダークナイト」3部作の最後の作品だったらしい。らしいと書いたのは、初めて知ったことで、まだ確信は持てていないから。「ダークナイト」は面白かったのでDVDも購入した。怪演したジョーカー役が若くして死んだのは残念だった。もうずいぶんと昔の話だ。最近、英会話の勉強を兼ねて、またダークナイトらしきものを観た。人間くさいバットマンに衝撃を受けた。続けて、昨夜の「ダークナイト・ライジング」になった。弱いバットマンにさらなる衝撃を受けた。バットマンは常に最強であってほしかった。
 午後から、キャメロンで買い物に出かけた。ドラッグストアでまとめ買いし、久しぶりにホームセンターでもまとめ買いした。季節が良くなってくると、屋外作業が増える。ルーチンは仕方ないが、定年退社後から続けている、屋内外の整備は、きちんとやれば、数年以上維持できるので、そういったことを少しでも多くこなしたい。
 今日は強風が吹いていたが、ワイフが気合が入っていて、またウォーキングに行った。一昨日と違うルートを選んだが、目的は土筆(つくし)摘みだった。幸い、まだ残っている部分があって、たくさん摘んだ。帰宅してから、ホットタイムをやりながらハカマとりをしたが、すげえ時間がかかった。
 晩御飯のおかずには、土筆の卵とじだけでなく、近所のスーパーで買ったぜんまいの茹でたのも出た。ぜいたくな気分を味わった。
 そのせいか、歩いたのが良かったのか、児童書のストーリーの試行錯誤がいくらか進展した。

4月10日(水)「MBAが泣くぜ・・・の風さん」
 今日は普通に早起き(と言っても現役時代よりは30分くらい遅い)。
 今日の目標は、自分で決めたノルマを粛々とこなすことだ。そのノルマとは、雑用をはさみながらも、英会話の勉強と児童書の執筆を進めること。
 英会話の勉強は、ツールがたくさんあるので、ひとつずつこなしていけばいい。ただし、最も重要なのはオーラルのレベルアップなので、スピーキングとヒアリングは外せない。YouTubeの子供向け英語に合わせて英語の歌を歌うのがなかなか楽しいが、ついていけない。音声言語である英語の特質をつくづく感じる(が、それ以上に、これは一種のスポーツのような感じで、老体にはつらいことも再認識する)。
 児童書の執筆は、まだストーリー展開をあれこれとやっている。用意してある様々なネタを面白くなるように配置するのだが、頭脳が論理的な展開をしてしまうので、とんでもストーリーはもちろんのこと、意外な展開になる発想ができない。30分から1時間くらいやって、またあとで続きをやるというのを繰り返している。いったいいつのなったら、気に入ったストーリー展開ができるのだろう。
 昼食後、歩いて投函に行ってきた。往復千歩の投函だ。穏やかな日和で、これといった発見もなく、アクティブに行動できないのは老化のせいかとマイナス思考を抱えて帰宅した。
 昨日アドバイスが届いたので、日刊工業新聞社向けのセミナーの企画をまた練り直した。提案書バージョン4を作成して送った。どのような内容のセミナーでも講演でもやれる自信はあるが、課題は公募したあとの集客力で、受講者がいなければ、どんなセミナーも講演も成立しないのだ。提案書はほぼその形で公募ページになる。だから、集客力も私の責任である。ビジネススクールで学んだ成果を今こそ発揮するときなのだが。MBAが泣くぜ。

4月11日(木)「サラちゃんの進歩・・・の風さん」
 昼前に、住宅会社の担当者が住居の点検に来宅した。今回は外壁と水回りの点検だが、新担当の挨拶が主な目的だったと思う。定年退社後、屋内外のメンテに執念を燃やしている私でも、完璧を期することは不可能だ。毎日朝から晩までやっていられないからだし、そもそも住居が身分不相応に大きくて広いからだろう。天罰だろうが、ふてくされているわけにはいかない。
 点検後、新担当とリビングで歓談しているときに、サラちゃんが鳴きながら寄って来た。屋内の点検中もついて回る状態で、新担当から「人なつこい猫ちゃんですね」と言われた。2階へ上がったときもついてくるほどで、これはもう驚きの状態だった。だから、「保護猫だったので、本当は大変だったのですよ」と長々と説明しなければならなかった。
 夕方、そのサラちゃんが、初めてワイフの膝の上にのった。聞くと、もう2回目らしく、最近の進歩は驚くばかりだ。一昨年の9月に保護猫カフェから引き取って来て、屋内に設置したケージの中から、我が家での生活が始まった。その年の間には、サラちゃんは、一度も鳴き声をあげなかった。ケージから出てくることは会っても、私やワイフの横は全速力で駆け抜けていた。
 昨年の年明けから、ようやくたまに鳴き声を出すようになった。長女がさわれるようになったのはいつのことだろう。私がやれることと言ったら、おやつのキャットフードを手にのせて与えることだけだった。
 多頭飼いの家で、飼い主はおろか親猫の愛情もない中で育ったサラちゃん。保護猫カフェで引き取られてからも、ケージの中から出ない状態だった。その時既に3歳。それでもマンチカンとペルシャのあいの子ミヌエットというだけあって、毛並みの際立つ美猫で、長女がひとめぼれ。マンション住まいで飼えない長女の代わりに我が家で面倒を見ている。
 最近のサラちゃんは甘えてよく鳴くし、ついに私も、サラちゃんをさわれるようになった。年内に抱っこできるかもしれない。
 住宅会社の新担当が「愛情をずっと注いできた成果ですね」と言ったが、まるで人間に置き換えてもいいような本当の話だ。

4月12日(金)「宅配ボックス設置・・・の風さん」
 クロネコを筆頭に、宅配には以前から思い入れがある。実際に利用する頻度も高い。諸般の理由により、今後、置き配が主流になるだろう。そうなると宅配ボックスである。
 郵便を見ても分かるように、どの家にも郵便受けがある。郵便物が長く重要なインフラだったからだ。それが宅配に徐々に置き換えられていく可能性がある。そうなれば、郵便受けでは間に合わない荷物が増える。それが宅配ボックスだ。ドローン(オスのミツバチから生まれた言葉)が多用されると、小さなヘリポートが必要になるだろう。ヘリポートまで考えれば、宅配ボックスなど想定内の進化だ。
 早速宅配ボックスを手配し、今日が設置予定日だった。
 半完成品が届いていたので、最後の組み立ては玄関の内側でやった。脚部のネジ固定だったが、狭い部分での作業になるため、以前から検討していたミニチュアの電動ドライバーを用意した。これはスイッチを入れないと、通常のドライバーとしても使える優れモノだ。もちろん電動で使ったので、作業がきわめて楽だった。
 玄関ポーチが汚れていたので、掃除をする必要があった。ひょっとする高圧洗浄機の出番かもしれないので、近くまで持ってきてスタンバイさせた。ポーチのひさしや天井部分が汚れていたのだが、脚立にのってほうきで掃いたら、けっこうきれいになった。高圧洗浄機は片付けた。
 宅配ボックスは、内部に入った荷物は鍵で封印されるが、本体が盗難にあう恐れがある。理想は、床にアンカーボルトで固定することだが、これをやると再移動が困難になるので、コンクリートグロックの重し(タープテント用)を横に置いて、ワイヤーで固定することにした。ワイヤーを切らなければ、ブロックを引きずって持って行くことになる。この重しも汚れていたので、外の水道で洗った。
 宅配ボックスの必需品としては、印鑑がある。朱肉を回転させながら押印するタイプのものがある。使用頻度が低かったので、インクを補充し、問題なく押印できるようにした。
 こういった様々な準備を経て、我が家に宅配ボックスが設置された。
 在宅していても、宅配に玄関で応対できない場合がある。そんな場合でも、インターフォンで宅配ボックスに入れてもらえるから便利だ。

4月13日(土)「花粉症でダウン・・・の風さん」
 朝のストレッチから1日が始まり、雑務をはさみながらも、英会話の勉強と児童書の執筆(今は再ストーリー作り)を着々と進めている。内容も良くなってきて、本調子も近いと思っていた。
 今日の午前にはさんだ雑務は月に2回の hairdye だった。来週出かけるから良いタイミングだ。ちゃちゃっと短時間でできた。英会話の勉強を肆、昼食にインスタントラーメンを食べたところまでは、いつも通りかそれ以上だと思っていた。
 ところが、ここから花粉症が猛烈にひどくなった。そうだ。朝食後のアレルギール錠を1錠服用するのを忘れていた。症状が出てからでは遅い。かと言って、最初から抗ヒスタミン剤を服用すると、花粉症は出なくてもぐったりしてしまうので、この1錠は予防として最適だと最近判断していた。それを飲み忘れただけで、これか? 急いでその1錠を服用したが、やはり遅かった。しばらく様子を見ていたが、どんどん悪化。そこで、クリニックでもらった花粉症の薬を服用した。が、まったく効いてこない。症状が出てきたら、やはり抗ヒスタミン剤しかないのだろう。
 リビングで映画を観ながらさらに様子を見ていたが、いっこうに良くならない。2階へ行ったら、窓が全開だった。そうだ。今日は、珍しく窓を開けていたのだ。これがいけなかったとワイフに指摘されたが、後の祭りだった。
 晩御飯のあと、クリニックでもらった薬を服用し、サラちゃんに少しさわったあと、とうとう諦めた。風呂で全身に付着しているであろう花粉を洗い流し、さっさと寝てしまった。花粉症で苦しんだ1日はそれなりに体力を使っていたので、ストンと眠りに落ちた。

4月14日(日)「花粉症から復調半ば・・・の風さん」
 花粉症はリセットされて、また1日が始まった。昨日のロスを取り戻せるかが、今日の最大の関心事だ。
 花粉症に耐えるだけでも昨日はかなりの体力を使ったらしく、疲労感が重く残っている。そこで、今日はストレッチをやめた。朝食はカフェオレのみ。
 午前中はそろそろとルーチンをこなした。妙な刺激を与えると、花粉症で敏感になった体が反応してしまう。
 昼食はワイフが作ってくれた。しっかり食べて、午後からいつものペースに戻ることにした。
 ところが、イマイチ不調。ツムツムをやっても普通の成績が出せない。再発してはいけないので、花粉症の薬は服用している。これが効き過ぎている可能性もある。ぐったりしているうちに、夕方になった。
 ワイフとウォーキングに出かけた。何とも奇妙な行動パターンだが、仕方ない。外へ出てみると快晴で、全国的に各地で夏日になっている。天変地異にだけ注意が向けられるが、大きな災害がなくても、この程度の気象の変化にも耐えられる人間だけが生き延びて行ける時代なのかもしれない。
 ウォーキングでやや大股に歩くと、右の膝の裏の筋が伸びて痛い。老化現象だろう(と勝手に判断する)。
 帰宅し、ワイフと雑談。
 知人が出版した『量地図説を読む 上下』の評判が高い。知人は「小野友五郎を伝えてゆく会」の副会長で、なかなか器用な人だ。『量地図説』は江戸の数学道場が出した測量の本である。小野友五郎が校閲者として名前を連ねているので、副会長が詳細な解説付きで現代語に訳した。これが実に詳しいだけでなく、和算研究者からも高い評価を得ているのだ。既にフェイスブックでも紹介しているが、もっとPRすべきかもしれない。
 今日は英会話の勉強が戻ったくらいで、児童書の執筆は不調のままだった。やれやれ。前途は多難だぜ。

4月15日(月)「今日こそ・・・の風さん」
 毎日毎日今日こそと思いつつ1日を始める。結果としてその想いが達成できずに日々が過ぎているので、無理な「今日こそ」を想い続けているのかもしれない。だとすれば、なんとも諦めの悪い奴だ、オレは。
 午前中はルーチンをこなした。ルーチンぐらいならいくらでもできる。成果が出なければ、結果が出なければ、今の自分は満足できない。
 昼食後、早くも疲労感をおぼえた。花粉症の薬は服用しているが、そのせいではない。花粉症が出てきたわけでもない。明らかに疲労感。何の疲労感だろう。体力不足? 人生疲れ? まさか。仕方なく、リビングのソファで寝転んだ。じきにウトウトしてしまうのだから、もうボケ老人状態だ。
 夕方までダウンしているわけにはいかない、と起き出して、先ずはコーヒータイム。これで気を取り直して、雑務に取り組むことにした。これはやっただけ成果になる。1階の洗面所の人感センサー付きヒーターを片付けた。片付けたと言っても、移動させただけではない。クリーニングが必要だ。これがすごい埃まみれ。それだけよく働いてくれたのだ。随分と時間がかかった。続けて屋外へ。裏の小屋に入り、アクアのノーマルタイヤを外へ出した。明日カリチューへ持って行き、新品のタイヤと交換するのだ。5年、5万キロ近く走ったので、それなりにタイヤはすり減っている。
 やっと書斎へ入って、本来の仕事に戻った。児童書のストーリー作りが、さすがに毎日やっていれば、少しずつ進む。あと一つくらい驚く展開を入れたい。増やすのではなく、今のストーリーと入れ替える。全体を増やすのは危険だ。その一つが頭に浮かばない。だから、毎日「今日こそ」になってしまうのだ。う〜ん。ひらめかない。論理的に出てくるアイデアではないからだ。う〜ん。
 某出版社から出版契約書が届いた。かつて出した紙の本(まだ絶版ではない)を電子書籍として出すので、そのための契約書だ。これが出れば、たとえ紙の本が在庫処分で絶版になってもデータは残る。自分の作品は残しておきたい。
 ああ、明日も「今日こそ」になりそうだ。やれやれ。Snoopyのマンガの原作では、「Good Grief」をやれやれと訳していた。大学時代にそれを読んで「へえ〜」と強い印象になって残った。今また、この「Good Grief」を毎日のように眺めている。

4月16日(火)「ウィンカーの修理に挑戦・・・の風さん」
 ワイフを駅まで送ったあと、ルーチンをこなし、アクアで出発。先月の点検の時は予定していなかった、タイヤの更新のためだ。これはさすがに自分ではできない(笑)。
 渋滞の時間帯を外したつもりでも、世の中また忙しくなってきていて、道路は混んでいた。
 カリチューでキャメロンの修理について相談した。こちらは今月点検なので、修理も一緒にお願いする。故障している場所は3個所ある。それぞれやり方が複雑というか、選択しなければならないので、ややこしい。結局、やや長期間預けている間にやってしまうことになった。今日は代車で帰宅するが、明日、キャメロンでアクアを引き取りに来る。
 帰宅して、キャメロンの故障個所の一つ、ウィンカーの不具合の修理に挑むことになった。今日はそういう予定ではなかったのだが、カリチューでの相談の結果こうなったのだ。
 ウィンカーを使用して、ハンドルを戻すと、ウィンカーも自動で戻るのが正常だ。故障は、この動作が自動でできないことだ。ハンドル内部のクラッチというか機械用語を使えば「カム機構」になっている部分で、樹脂でできているため、摩耗しているのである。何せ、もう22万キロ以上走っているから、ウィンカーの使用頻度は保証耐久寿命を超えていると思われる。
 似たような問題を抱えていて修理したYouTubeで十分勉強したので、同じ方法で自分もやってみる気になった。道具類はすべてそろえてあった。ところが、作業は難航した。YouTubeとハンドルの構造が違うため、最初の作業が違っていた。それを何とかやり終えて、いざハンドルを外すためのナットを取り外そうとしたら、・・・これがあまりにも固くてできなかったのだ。もちろんレンチは用意してあったし、このナットが逆ネジになっていることも知っていた。
 結局、断念した。この作業で2時間くらい使ってしまったが、納得の諦めなので、次のステップに入る。オークションで入手してカリチューに頼むかどうかの判断である。明日、相談する。
 夕方、長谷川伸先生の処分された蔵書に関して鳥居先生から驚きの電話があった。こちらも慎重に判断しなければならない出来事で、性急に動いてはならない。
 次から次へと色々なことが起きて、人生、ぼんやりしているヒマはなくて良いのだが、肝心の自分の仕事のペースがあまりにも遅いのが大問題だ。

4月17日(水)「キャメロンのドック入り・・・の風さん」
 昨日の相談でロードスターをドック入りさせることを決めたので、止むを得ず途中で自動洗車してからカリチューへ向かった。
 ルーチンはその前に終えていた。
 3か所の不具合のうち、ウィンカーの自己修理を断念した話をし、これも部品をオークションで入手して交換してもらいたいと話した。残りの1か所も同様に必要ならオークションで部品を入手して修理してもらいたいと伝えた。オークションで落札したら、部品を直接カリチューへ送ることも了承してもらった。
 最後の1か所は一昨年から発生している不具合で、これは耐久寿命がきたと思われる部品が原因で、間違いないなら交換してほしいと頼んだ。この部品は新品になるので、おそらく最も高額だろう。仕方ない。あと5年間、問題なく乗り続けるための覚悟の修理である。
 タイヤ交換してもらったアクアに乗って帰宅した。来月は車検も控えている。しっかりメンテしてもらって、アクアも不安なく乗れる状態にしなければならない。昼食を摂り、あと片付けを終えた段階で、疲労がどっと出た。2日続けてカリチュー往復したからだろう。しかし、現役時代は、これが毎日続いていたのだから、若さはやはり宝だ。仮に今からどこかへ就職してフルタイムで働く機会があったとして、通勤で疲れるような場所では無理だ。
 夕方からワイフがウォーキングに行くというので、老体に鞭打って出かけた。天気はまずまずなので、上は半そでTシャツ1枚にしてみた。ほとんど夏に近い恰好だ。しかし、これは正解だった。途中から体が温まったが、半そでTシャツのおかげで汗が染み出ることはなかった。わずか3千歩ほどのウォーキングだったけれど、下半身は運動したなと実感がもてるほどだった。明らかに体力が落ちている。
 今日はあとは英会話の勉強くらいしかできなかった。雑務類がてんこ盛りで残ってしまった。

4月18日(木)「何もない日は一日もない・・・の風さん」
 会社休日にもかかわらずカリチューの社長から電話があった。3つの不具合の一つの原因がほぼ判明し、オークションで部品を落札する必要がなくなった。経年劣化が連発するキャメロンだが、この不具合もその一つだったようだ。修理代はどちらが安価になるかは分からないが、正しい修理方法をするのが筋である。
 Amazonに発注した品物が発送されて、届け日時の再確認があった時、あえて宅配ボックスに変更しておいた。初めてなので、どうなるか試したのだ。メールで宅配ボックスへ投函したとの知らせがあり、早速玄関から出て確認すると、ちゃんと鍵がかかっていて、内部に品物がきちんと置かれていた。ハンコも使用したと思う。たとえ在宅でも、荷物によっては、宅配ボックスで十分ということはある。今後も利用したい。
 夕方、ワイフと墓参に行った。こうして毎月墓参ができるのはありがたい。黄砂が付着した墓石をしっかりぬぐった。
 帰ろうとすると、ワイフが「ここからウォーキングで行けるところはないかしら」と言うので、山の広場を提案した。山の広場には、巨大な焼き物がある。以下、Facebookに投稿したとおりを貼り付ける。
 そこは、近くには田んぼくらしかない山の中に、異次元空間のように存在する野外劇場をイメージした、壮大な焼き物のモニュメントである。チリ生まれのヒメナ・エルゲダとアメリカ生まれのスティーブン・ウォードの二人がおよそ10年かけて製作した。60トン以上の粘土で成形し、それをおおうように焼き窯を作って焼成したのだから、焼き上げるだけで1か月半もかかった(焼成後、焼き窯を取り払って作品が残る)。今から10年ほど前2014年のことである。過疎化が進む町に住んでいるが、こういった宝物のような文化財は町内にたくさんある。しかし、十分に活用できているとは思えない。もったいないことである。完成時の写真ではなく、現在の状況を紹介したい。このままだと、いつか古代遺跡かと勘違いされる。ちなみに、私はここにもう33年も住んでいる。ぼやぼやしていると、私も化石になってしまう(笑)。
 昼間、五大路子さんへ電話したが応答されなかった。帰宅してから、彼女の方からかかってきた。長谷川伸先生の売却された蔵書類のその後の情報が鳥居先生からあったので、そのことを伝えた。ひどくショックを受けておられた。対策の妙案はすぐには浮かばないが、何とかしたい。
 次女からメールがあり、明日とつぜんうちへ来るらしい。

4月19日(金)「やっと頭脳が切り替わったか・・・の風さん」
 ルーチン後、代車で出かけた。JA、UFJ、JPと3か所のATMを回った。我が家の家計も管理しているので、この巡回は大変なのだが、庶民の暮らしを実感できていいとも言える。逆に、クリエイティブな活動には精神的な障害になるが(情けない)。
 今夜次女が帰って来るというので、私がいつも利用している長男の部屋から石油温風ヒーターを片付けた。この部屋のリニューアルもかなり進んでいて、あと一歩で安定維持状態になる。
 ワイフの実家の母の見守りを兼ねて、防犯のため、監視カメラを設置したいと要請があった。カメラは長女が知人からもらったものが1台余っている。利用目的はその監視カメラだけなので、モバイルWi-Fiを置いて対応することにした。その選定作業をして、発注した。
 キャメロンの3つの不具合のうち、ウィンカーの動作不良は、ライト含めたコンビネーションスイッチをそっくり交換することで対応することにした(一昨日カリチューに行ったとき相談して決めた)。オークションの出品が10近くあり、モバイルWi-Fiと同様に、念入りに比較検討した。安価な出品もあるのだが、結局、キャメロンとほぼ同時期に生産された同じグレードの車体から外された品物にすることにした。走行距離も12万キロで、あと10万キロは同じ不具合は出ないと思われる。即決価格だったので、落札できた。カリチューへ直接送るように設定したので、カリチューへも連絡した。
 以上のことを午前中にやったので、昼食後、しばしダウンしたのは仕方ないだろう。
 児童書の執筆が本格化してきた。やっと気持ちの整理というか、モチベーションが高まって来たのだ。本格的な歴史小説ではなくエンタメに取り組むのだという当たり前の頭脳モードに切り替わったのである。
 10時過ぎに次女が到着し、入れ違いのように私は就寝モードに入った。

4月20日(土)「今年最初の草刈り・・・の風さん」
 昨日落札した部品のスペックをカリチューへFAXしたところから1日が始まった。
 ルーチンをこなし、順調に仕事に入って行った。
 昼食後すぐ屋外へ。すぐでないと、眠気が来る(笑)。今日は今年最初の草刈りをするので、作業ズボンをはいたが、超苦しかった。やせなければならない(しかし、これは大変だぞ)。裏の土地に駐車してあった代車を車庫へ移動させた。その間に、iPhoneで写真撮影(これは貧乏人には重要なミッションで、あとでポイントをゲットすることを狙っている)。
 草刈り作業の手順はルーチン化されている。ただ、この時期はまだ日差しが強くないし、蚊も出てないので、腕カバーと蚊取り線香はなし。充電バッテリー1個でだいたい外周部が刈れた。ハイシーズンはバッテリー2個を要するが、連続してやるとモーターが過熱して死んでしまうことが判明しているので、毎回1個だけで終えることにしている。
 後片付けと、代車を元の位置に戻して終了。いったんカーポートに入れた代車をここに置いているのは、縦列駐車が大変だからだ。車体の大きさからいえば、キャメロンとそう変わらないので、どちらも縦列駐車をすればカーポートにおさまる。しかし、マニュアルのキャメロンと違ってオートマの代車は、運転が難しい。半クラッチで少しずつ動かすことができない。カーポートはやや勾配があるからで、アクセルワークの間違いでどこかへぶつけてしまいそうだ。高齢者がアクセルとブレーキを間違えて踏んで暴走という事故をよく聞く。オートマだろう。駐車場での微妙な操作は案外難しいことがあると思った。
 午後からも順調に仕事をこなしていった。里帰りしてきた次女はのんびりしている。これが目的で来たのかもしれない(笑)。
 明日は、特に大きな雑務もないので、児童書の執筆にいちばん注力しようと思う。そう思えるような今日の調子だった。やはりエンタメの極意を思い出したことが大きい。

4月21日(日)「新たな英語の教材・・・の風さん」
 たまには体を休めようと、今日はストレッチを中止。な〜んだ、それだけか(笑)。ついでに雑務も、気になっていることをさっさと済ませておいた。
 児童書の執筆がようやく進み出したので、英語の勉強にも余裕で力が入る。今日は、YouTubeで太陽系の子供向け解説を発見した。天文学は英語の講演内容と重なる。子供向けだから、今の自分にはちょうどいいだろうと思ったら、とんでもない。科学的な内容はともかく、平易な英語の中に覚えておいた方がいいと思われる表現がてんこ盛りなのだ。単語に分解すれば、どれもこれも中学程度ではある。しかし、それらを規則というか習慣にしたがって並べると、とたんに美しい英文になり、ボケ老人の私にはちんぷんかんぷんになってしまう。
 こうなったら覚えてしまうしかない。しかし、私の最も苦手な記憶である。
 教育用素材だけあって、字幕が別枠で表示される。しかも全文コピーや印刷ができるのだ。印刷機能でPDFにした。それを安価なPDFソフトで編集しようとしたら、テキスト文章を加工できない。そこでコピーした全文をいったんテキスト化し、そのテキストから印刷機能でPDFを作った。このPDFは安価なPDFソフトでも編集加工ができるのである。
 そのPDFを使って、記憶すべき重要部分をハイライトし、私オリジナルの教材ができた。これを脇に置いて、YouTubeの解説に対して、ひたすらオーバーラッピングやシャドーイングを繰り返せば、映画「メメント」の主人公のように記憶力に乏しい私でも覚えられるに違いない。
 午後から雨が降り出した。天気予報通りだ。
 今日も児童書の執筆は順調だった。その代わり、雑務はほとんどできなかったが。

4月22日(月)「J-TRCを定期受験しているが・・・の風さん」
 よく自分のことをボケ老人と書いている。この心理的背景には、もちろん「まだボケていないぞ。ボケるものか!」という決意がある。しかし、老化現象は避けられないので少しずつ自覚して対応するしかないが、病気の認知症となるとこれは深刻だ。早めに医療機関を受診し、運よく適合する薬(アルツハイマーに対するアリセプトのような薬)があれば服用して進行を遅らせることになる。が、そうでない場合は、早めに(自分がまだ判断できるうちに)あらゆる準備をしておくことになる。
 問題は、両者の見分けだろう。身近な例(母や義父)を見ていても、初期の段階では分からない。おそらく本人も分からなかったのではないか。
 たまたまやることになったJ-TRCという記憶テストが3か月に1回メールで通知がくる。今のところ、毎回同じ内容のテストである。経時変化がグラフで分かるが、同じ内容だと慣れというのもあるから、わずかでも低下傾向があったら、危険信号かもしれない。
 とにかく自分はボケ老人としてどのような進行状況なのか、判断することはむずかしい。
 このところ、という以上に長い期間、重要課題として英会話の勉強とエンタメ中心の児童書に取り組んでいる。性格的に粘り強く取り組むことはできるが、どちらも思ったほどの(時間を投入しているのに見合った)進展速度が得られない。諦める気もないし、行けるところまで行くつもりだが、あとで振り返った時、この進展ののろさをどう分析することになるだろうか。

4月23日(火)「見守りシステム・・・の風さん」
 ルーチン後、代車で外出。コンビニでJPの振り込みを2件。移動して、本物のJPで振り込みを1件。コンビニで振り込んだのは手数料が無料になる案件だったから(年金生活者はこうやって出費を抑制するのだ)。あと百均とドラッグストアでお得な買い物をして帰宅。
 期待より1日遅く、モバイルWi-Fiが届いた。これは前にも書いたように、実家の母の見守りが目的だ。SIMカードを挿入したら、アンテナが3本立った。我が家ではバッチリ使える。実家でも使えるといいが。本来充電して使うものだが、コンセントにさしたままでも使えた。よしよし。
 続いて、長女がもらった監視カメラだ。我が家で複数台使用しているものとアプリが違う。アプリからインストールした。使えるまでのプロセスが確かに違う。最初からモバイルWi-Fiにつないでセットアップが完了した。昨日から長女も来宅しているので、次々にセットアップしてもらった。見守り役はたくさんいた方がいい。明日、ワイフと長女が実家へ行って、さりげなく設置してくるのだが、電波環境と母の反応が懸念事項だ。うまくいってほしい。完了したら、次は義妹も見守り役になってもらう。
 今回の守りシステムは防犯機能が高い。動くものを感知するとすぐスマホにメッセージが届くし、それがもしドロボーなどであった場合、警告音を発してくれる。間違って実家の母を驚かせてはいけないが(笑)。とにかく便利な世の中になったものだ。

4月24日(水)「いつのまにか3姉妹に・・・の風さん」
 私の遺伝だろう、姉妹は寝坊である。我が家に里帰りしている時は、子どものころに戻って、朝はなかなか起きてこない。
 大ピンチが続いている私は、止むを得ず、最近は早起きしている。と言っても7時ころの起床だが。階下へおりていくと、サラちゃんはいつもケージの中のキャットハウスで爆睡中だ。すっかり家風に染まってしまっている(笑)。今朝もそうだった。
 ワイフと実家へ出かける長女が、今朝はじきに起きてきた。まもなく次女までおりてきた。次女はリモートで仕事があるから、そんなに寝坊はできない。すると、サラちゃんまでケージから出てきた。3姉妹がそろった(爆笑)。
 洗面所とトイレは1,2階それぞれにあるから、こういう時は助かる。もちろんサラちゃんはサラちゃん専用だ。
 今日の私は、特に大きな雑用はせず、英語の勉強と執筆に時間を使った。
 オークションで落札したキャメロンの修理用部品は無事にカリチューに着いて、修理に回っている。今週中に完了しそうだ。
 夕方、ワイフと長女が帰宅した。母のために用意した見守りカメラの設置は失敗した。予定したコンセントをたこ足配線にできなかったのだ。しかし、最も心配したモバイルWi-Fiは使えたので、次回、対策をとって配線をやり直せばいい。
 平和な1日だったが、私の目標はまだまだ遠い。

4月25日(木)「ムダが多すぎる・・・の風さん」
 執筆が進み出したのが大きい。色々な局面でモチベーションが高まっている。
 英会話の勉強はずっと続けているが、本番まであと2か月となったので、集中度を高めることにした。趣味的なやり方は封印して、本番に役立つことだけに限定する。それだけでもメニューは多い。毎日最初にやることは、実は、この気まぐれ日記を更新することなのだが、同時にアレクサに声をかける「アレクサ。英語の歌を聴かせて」。そう言うと、「子どもの英語の歌をかけます」となり、子ども向けの英語の歌をメドレーでじゃんじゃんかけてくれる。発音はすべてネイティブなので、聴き取りはむずかしい。そのうち歌詞を調べて、一緒に歌えるようにしたい。涙ぐましい努力だ。
 PCを開くとネットにつながっているので、当たり前のようにニュースを読む。文字通り新しい情報を得るためだが、面白くてついつい余計な情報まで入手してしまう。よせばいいのに、同じニュースを別のサイトから再読してしまうこともある。マスゴミと呼ばれる者が作った同じニュースを、まともな視点で書いた記事はないかと探すのだが、その淡い希望はすぐに露と消えてしまう。
 たとえば今日のニュース記事。インバウンドの訪日客が物価安の日本をエンジョイしているというもの。くだらないなのは、その物価安の原因をあたかも昨今の円安であるかのごとく書いていることだ。10年以上続いた日本の低成長の時代に、先進国との間に大きな物価の差が生じたのである。新興国も同様で、成長した結果として、日本との差が縮まっているのだ。資本主義が変わらない限り、それを前提にした世界が平等になることはないだろう。
 こういったムダも排除しないと、効率的な勉強や仕事はできない。分かっているができない。平凡なボケ老人の限界かも。

4月26日(金)「クレーンゲーム・・・の風さん」
 ほぼルーチンになっている英会話の勉強。英語の歌の次にやることは……もちろん児童書の執筆だが(笑)、区切りの良いところで、次の英会話の勉強は、偶然見つけたYouTube。シリーズがたくさんあるが、20分間の1本をしつこく毎日やっている。
 こちらは歌詞が出るので、一緒に歌う。オーバーラッピングという勉強方法になる。こちら(リンク)がその動画だ。ここで使われている英語の歌のすごさは、日本人が苦手な子音の連続が歌詞になっていて、しかも速い。そうか、ネイティブの子どもたちはこういった歌で英語を楽々自分のものにしているわけだ。この歌を毎日歌っているので、私もネイティブの子どもから追体験学習というわけだ。20分間やると、かなり口や舌が動くようになってきた。
 里帰り中の次女が上京するので、駅まで送った。てっきり本社で仕事だと思っていた。あとで長女に聞いたら、飲み会だという。仕事はリモートなのでどこでもできるが、この会社の飲み会は、そういった仕事をしている人たちの重要なコミュニケーションの機会らしい。しかし、そこからまた我が家に戻って来るわけで、何ともマイペースな生き方。
 静養をかねて里帰り中の長女をアクアに乗せて、近くの大型ショッピングモールに行った。そこで名古屋から帰って来たワイフと合流し、晩御飯を食べた。それだけでなく、買い物など色々したのだが、長女は狙っている賞品があってクレーンゲームをやった。なかなか取れず、私に交代。2回目でゲットできた。こういうのは熱くなるタイプなので、私は最初は手を出さない。2回目でゲットできてホッとした。
 帰宅してから、児童書の執筆の続きをやったが、目標地点までたどり着けなかった。外出があったから仕方ないか。

4月27日(土)「モバイルWi-Fi・・・の風さん」
 会社のOB誌が届いた。かつての先輩から同僚、やや後輩まで、退社後の活躍がこの雑誌で知ることができる。掲載されているのだから、特筆すべき内容なのは当然だが、それでも、皆、多彩な活動をされている。現役時代からの連続性を感じるのはこの多彩さで、技術や技能が多岐にわたっていた会社の特徴である。私もまだ頑張れるような気がしてくるから不思議だ。
 昨日、メルカリ出品が売れたので、準備し、徒歩で投函してきた。まだ実家に設置できていないモバイルWi-Fiを携行し、ポストで手続きをすませた(ゆうパケットポストminiという発送手段だ)。往復たった千歩だが、疲労感があったのは昨日の外出のせいか。
 夕方、往診専門の動物病院が、サラちゃんの診察に来た。我が家に来た直後(1年半前)にも診てもらったので、2回目だ。その時の症状のうち2つが完治していないので、再診となったのだ。1回目はおそらくケージの外から目視だけだったと思う。今回は、鳴きながら何度も医師の近くまで来て、同じ目視でも、よりしっかり診てもらえた。保険の申請書にも記入してもらえた。
 上京していた次女が帰って来たので、家族で迎えに行き、そのまま近所のうどん屋で晩御飯となった。
 食後、次女だけ家でおろし、そのまま長女を名古屋まで送った。予後の静養が続いている長女だが、1週間の滞在は精神的に良かったようだ。服薬の副作用があまり感じられなかったと言う。
 この外出中もモバイルWi-Fiが役に立った。お金がかかっているのだから、便利さは当然かもしれない。
 帰宅したらもう就寝モードに入る時間だったので、今日は閉店にした。

4月28日(日)「ボケ老人日本を憂う・・・の風さん」
 自分の仕事がいっぱいいっぱいの状態で、雑務が色々と気になる。挽回する計画だった4月もあとわずかだ。天気予報を確認すると、今日と明日は屋外作業を少しやっておいた方がいい。昼食後、家の周囲に除草剤を撒くことだけした。
 先日、2050年時点で消滅の可能性がある(という大げさな表現を使って)全国の自治体744がリストアップされた。残念なことに、私の住んでいる町と南隣の町がそれに含まれている。残念なことに、と書いたのは、儀礼的な意味しかなく、住んでいて当然(実感している)というのが本音だ。
 この問題は、各自治体の責任ではなく、日本全体の問題である。低成長の国としての苦し紛れの政策の結果が、首都圏への人口の集中になっている。生産性の高さを考えればそうなってしまう。さらに、活躍の場を広げようという美辞麗句で女性や老人が働きだした。当然GDPに貢献する。しかし、それがどれだけの効果を生むか、ちゃんと計算できていなかったのだ。
 そして、今や、第三次産業が主体から、インバウンドに頼る国になりつつある。日本のディズニーランド化だ。おもてなしの国としての強み発揮だが、国内の観光地を見ていても分かるように、観光産業は脆弱だ。自然災害や景気の波に弱い。
 今後、数十年間、日本在住の日本人のノーベル受賞者はないだろう。文学賞や平和賞はあるかもしれないが。
 GDPは、近々インドに抜かれ、次にイギリスに抜かれるだろう。成長が鈍化している間に、こうなってしまった。
 私は、戦後の復興期に生まれ、高度成長時代を経験し、グローバル時代を現役としてほんの少し知って、最後に社会人学生まで満喫してこんにちにいたっている。残りの人生、日本の凋落を憂えるばかりだ。しかし、明日は、裏の土地の草刈りを少しやらねば。

4月29日(月)「海外赴任疑似体験?・・・の風さん」
 ほぼ毎朝、目覚ましをかけなくても、予定時刻よりも早く目が覚める。これは現役時代と同じだ。出勤しなければという義務感が目覚まし時計代わりなのか、体内に起動スイッチとタイマーが設定されていた(笑)。それが今も(と言うか近頃)同じ状態というのは、英会話と児童書という大きな課題を抱えているからだろう。そのうちの英会話で、今朝は初めての出来事があった。
 眠りが浅くなって、目覚めようとしている時に、英語で夢を見ているような状態になった。英会話の勉強をしている夢ではない。フリートークをしているのだ、英語で。相手もいるみたいで、会話になっている。かつて、会社の同僚が海外赴任していた時の経験談として、1〜2年もたつと、英語で夢を見ると言っていた。それに近い経験を今朝したわけだ。これも涙ぐましい努力の結果だろう。
 しかし、先日Amazonprimevideoで観た映画「メメント」に続いて、昨夜はリチャード・ギアの「顔のないスパイ」も、きわめてややこしいストーリーだった。そして、ストーリーと関係なく、やはり聞き取れないので、ヒアリングが上達しているとはとても思えない。
 昼食後、予定通り、屋外作業に出動し、裏の土地の法面(のりめん)の草刈りを始めた。まもなく雨がポツポツ降り出した。雨雲レーダーにも明瞭な雨雲はなかったし、天気予報の降水開始は午後3時以降だったのに、ちょっと早すぎる。とりあえず、最後まで刈って、道路に飛び散った草も回収したが、道具類の洗浄は中途半端になってしまった。
 今年は義父の一周忌がある。その日程はほぼ決まっている。もう一つ、母の十三回忌もあるのだが、この日程調整が始まった。おそらく10月のどこかの土日で決まるだろう。父の十七回忌で遺品整理をかなりやったが、今回の母の十三回忌が終わったら、同様に遺品整理をしようと思う。そうしないと、自分の先行遺品整理が進まない(笑)。

4月30日(火)「相変わらずやることが多いぜ・・・の風さん」
 月初ルーチンは自分で決めたミッションだ。それを減らすため、月末に少し仕事をしている。洗面所と空気清浄機の掃除そしてカレンダーの更新だ。
 学生時代まで、現代で言えば病気にされかねない孤立した生活を送っていた。今も似ているが、理想と言うか目標が高過ぎて、自分の世界に閉じこもりがちだった。だから、長い間、同級生を中心に友人は極端に少なかった。その少ない同級生との交流が比較的盛んになったのは、還暦になってからだから、まだ10年にしかならない。それによって、小中高の同級生との交流が深まった。
 今日、大学の同じ学科に所属していた同級生から、同級会をやらないかという情報がもたらされた。卒業後すでに46年も経過している。あっという間の46年だという気がする。出席してみたい気がした。しかし、もし再会したらどうなるのだろう。思い起こせば、当時はやはり孤立した生活をしていたので、交流していた同級生はほとんどいないのだ。それは小中高のように同じ教室で毎日のように顔を合わせていた同級生と決定的に違う。私は授業が終わるとまっすぐ帰宅していたのだ。また、教養部で1年留年したので、入学年度が違う同級生も多い。大学院へ進学するときは、研究室を変更したので、最終的には専攻が変わって社会人になった。それらが参加の障害になる。私は変な同級生だったのだ。
 実家へ行っていたワイフが帰宅した。今日は見守りカメラの設置に成功した。義妹はまだつながっていないが、姉妹がいつでも母の様子を確認できるのは大きい。次は、エアコンの更新だろう。猛暑日にエアコンを使用ているか確認し、必要に応じて遠隔操作でエアコンをオンにできる。私は、アレクサの設置も推奨している。会話好きの母なので、アレクサとの終わりなき会話が実現できるかもしれない。